参画堂日記

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カナダ日記72
さざ波日記48で紹介いただきましたが、初めてチャレンジした論文がヌエック研究ジャーナル11号へ掲載されることになり、現在、8月の出版に向けて校正作業の最中です。
元専業主婦だったわたしは、論文執筆も初めてなら、校正作業も初体験。
なんだか、急に作家か学者になったような気分?です。(笑)

思えば、昨年の今頃、新しく指定管理者事業が始まり、日本の仲間は生き生きと、忙しく事業に打ち込んでいるのに、わたしはひとり、海外で何もできないまま悶々としていました。
「しずかちゃんも一緒にやっていると思っているからね」と、仲間から暖かい言葉をもらっても、実際に現場にいられないもどかしさは、変わりません。
私に、できることは何もない・・・。ともすれば、落ち込みそうになる気持ちを変えてくれたのが、この論文執筆でした。

指定管理者事業の中枢を担う仲間たちも、以前はわたしと同じように専業主婦でした。彼女たちが、どのようにして自分の能力に気づき、それを引き出せるようになっていったのかを事例報告として、検証し、まとめ、今後の課題を提案したのがこの論文です。

執筆に当たっては、アンケートに答えてくれた仲間たちの協力、すでに論文掲載経験を持ち、研究者として勉学にも励むさざ波日記の典子さんからの多大なるアドバイスには、心から感謝しています。
さらに、今回は夫が協力者として大きな支えになりました。彼は、彼で、自分の都合でわたしをカナダに連れてきた後ろめたさがあるのでしょう。全面的に協力姿勢で、論文に対してのアドバイスはもちろん、わたしが「もう、書けない!やめる」とくじけそうになる度に、「最初は、だれでも難しい。あきらめるな。大丈夫、書ける」と励まし続けてくれました。

論文執筆を通して、わたしは、自分たちがやってきたことを整理し、その意義を確認することができました。事例は、わたし一人のものではなく、共に活動してきた仲間の共有財産だと思っています。だから、誰が執筆してもよかったのかもしれません。
でも、わたしには書く必要があったと確信しています。つながれっとNAGOYAが指定管理者となる前の2003年からカナダに来るまで、協働運営NPO室スタッフとして事業運営に関わっていた私ですが、途中で断念したことに、吹っ切れない気持ちを抱えていました。
私の心の中にいつも存在していた「わたしは、プロジェクトを全うできなかった」という後悔の気持ちが、この論文を書くことによって完結できたのです。
論文を書き終えたときには、わたしの心は、つき物が落ちたようにすっきりと晴れました。
掲載されるかどうかよりも、わたしにとっては「書き終えた」ということのほうが、大きな意味を持っていたように思います。

それでもやはり、「掲載決定」の通知をいただいたときには、飛び上がるほど感激し、まだ、ベッドに眠る夫をたたき起こし、「掲載決定した!!!!」と大歓声。
半分夢の中にいた夫の反応は鈍く「ふ〜ん」と一声あげて、また夢の中へ。
いつもなら、無関心の夫に腹を立てるところですが、天にも昇る気持ちのわたしは、意に関せず、日本の仲間に知らせるべくパソコンに向かったのです。参画プラネットの実践事例が認められたということをみんなと分かち合いたい気持ちでいっぱいでした。

彼のブログによると、このとき、わたしと一緒に喜んであげなかった自分をすごく後悔しています。「彼女がとてもがんばっていたのを知っていたから、ちゃんと一緒に喜んであげればよかった」と、ブログで語る彼。だったら、本人にそう言ってよね、と思うのですが、感情を表に出さないのが「男らしい」とされる日本社会の弊害でしょうか、彼は感情を表すのが苦手のようです。

さて、現在わたしは、校正作業と共に報告会で行うプレゼンの準備も進めています。
カナダで、のんべんだらりんと、暮らしていたわたしにとっては、ひさびさの刺激!
7月末に帰国が決まり、帰国準備と平行しながら、気持ちはすでに、日本に帰ってからの活動に向かって動いています。
(伊藤静香)
| カナダ日記 | 02:16 | comments(0) | - | - | - | ↑PAGE TOP
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