参画堂日記

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流れ星日記1087:函館で、嬉しいことがありました。
先回の流れ星日記1086でご案内しましたが、3月10日から一泊で出かけてきた函館。わたしには、なんと「人生初」の北海道でした。出かけた先で、いくつもの思いがけず嬉しい出会いや出来事がありました。今日はそのご報告です。

実は、わたしは、函館市出身の小説家、佐藤泰志さんの作品が大好きです(当ブログ初公開)。彼の原作をもとにした映画『海炭市叙景』(オール函館ロケ。映画制作にあたっては、市民有志がつくる実行委員会形式で企画や資金調達などがすすみ、函館の、市民の皆さんが手作りで作り上げた映画とも言えます)をみてから、彼の小説に出会い、その小説世界に魅せられてしまった一人です。それ以降、北海道へ行くなら函館にまず行ってみたいなぁと、折にふれて思っていました。なので、不意にやってきた人生初の函館行きに、心は佐藤さんの小説世界へ。飛行機に乗った瞬間、函館空港へ降り立った瞬間を、とても感慨深い気持ちで過ごしました。(ちなみに北島三郎さんの歌は口ずさまなかったです。♪はるばる来たぜ函館〜などとは)


(ホテルの窓から見た、函館の街並み。少し沈んだトーン、映画『海炭市叙景』の醸し出す雰囲気そのままです)



(映画のワンシーンに使われた日和坂。遠目に見えるのが函館山。ロープウエイで上に登れます)

そして、1泊なので十分な自由時間は無かったのですが、2日目の午前中を使って、函館の、佐藤さんのゆかりのある場所へいくつか、足を運びました。出身校の西高。映画のワンシーンとなった日和坂や、路面電車がクロスして通り過ぎる四つ辻。彼の直筆の原稿が置いてある文学館。彼も通った栄文堂書店・・・(以下「好き振り」が暴露されるため省略)。佐藤泰志さんは、早くから小説家を志し、大学への進学で上京したのち2児の誕生などを経て、32歳で再び函館に戻って執筆をし、41歳の時に自死でその一生を閉じました。芥川賞の候補に5回も取り上げられながら、一度も受賞に恵まれなかった経験や、彼の小説世界を思い出しながら街を歩くのは、本当に心がふわふわとして、別世界をさまよっているような感覚でした。


(函館山のロープウエイを登って、頂上から眺める夜景)

この時間だけでも十分に嬉しかったのに、なんと、今回のシンポジウムを主催された北海道国際交流センター(HIF)の池田さんが、わたしのオタクぶりに妙に感激してくださり、佐藤さんと同窓生で彼を良く知っていて、『海炭市叙景』の製作委員会事務局長をされていた西堀滋樹さんとも引き合わせてくださったのです。西堀さんはシンポジウムにも参加してくださり、質疑の時間には貴重なご発言もいただきました。直接に佐藤さんとの思い出話や、今は亡き佐藤さんに対するお気持ちなどをシンポジウムの終了後に伺い、改めて、夢のような心地がし、人の出会いの不思議さに打たれた気持ちでいました。

帰路の飛行機の中、疲れ果てて爆睡する予定が、栄文堂書店で購入した『佐藤泰志 生の輝きを求めつづけた作家』を読み始めたら夢中になり、その後、熱に浮かれたように名古屋へ戻って、爆睡した翌朝、本当に函館でのすべてが夢だったような気がしたほどです。枕元にあった本や携帯電話に残された写真のいくつかを見て、「あれは本当の出来事だったのだ・・・」と、バカなことを考えた朝でした。

こんな風に、距離が離れていてもふとした何かをきっかけに、つながりが生まれ、広がることがあるものなのですね。およそ、人の出会いはそんなふうに、自分にとって手触りや実感のある些細なものをとおして生まれるものですが、今回はことさら、一連の出来事に不思議なご縁を感じた、得難く忘れられない経験でした。

佐藤泰志さんの原作をもとにした映画の第2作目『そこのみにて光輝く』が、もうすぐ、名古屋でも公開されます。先日、函館でも完成試写会が開かれ、今回は主演の綾野剛さんの人気もあって、若い女性の姿が多く見られたのだとか。ぜひ、機会があれば皆さんもご覧になってください。

中村奈津子


(フォーラムの会場となった函館国際ホテルの売店にて。つながれっとNAGOYAでも講演会をしていただいた、『理系女子(リケジョ)的生き方のススメ』の著者、美馬のゆりさんが掲載されている新聞記事とともに、クルンバッソアイスクリーム(←リンクはWANでの商品紹介記事です)が並んでいました!)


 
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