2012.06.26 Tuesday
さざ波日記:404_「違いを共に生きる」講義(愛知淑徳大学にて)から
JUGEMテーマ:日記・一般
今年もまた、愛知淑徳大学にて、
全学共通で基幹科目として実施されている、
「違いを共に生きる」の講師を担当してきました。
長久手キャンパスでは、文学部、メディアプロデュース学部、
星が丘キャンパスでは、交流文化部、ビジネス学部、
それぞれ2つのグループに分けて講義をするので、
合計、8回! 担当しました。
URL :
http://www.aasa.ac.jp/faculty/system/skil/basic.html#Basic01
「ジェンダーの違いを越えて」をテーマとして、おもに、
労働とジェンダーについて、講義をしています。
原則として、レジュメと資料は、同じもので講義をすることになっています。
とはいえ、学部によって、学生たちが関心をもっていることも異なるし、
わたしから「伝えたいこと」も、やっぱりちがう。
例えば、交流文化部では、国際的なことに関心がある学生が多いので、
UN Womenの活動も紹介し、国際的な視点をもってジェンダーのことを伝えています。
また、文学部は、教師を希望している学生が多いので、
教育現場で、どのようにジェンダーが影響を与えているのかについて強調しています。
ビジネス学部では、「起業」の視点で!
プチ起業をしてしまった?わたしの経験を基に、労働法の話へと展開していきます。
さて、メディアプロデュース学部では…?
昨日、次のような感想と質問が届きました!
……感想……
・僕も育児休暇を取りたい。自分達が取る頃にはもう少し理解のある
職場になっていてほしい。
・これまでメディアプロデュース学部でなぜジェンダーを学ぶの
だろうと思っていたが、今日のお話を聞いて、その意味が分かった。
……質問……
・日本での育児休業取得は、男性がまだまだ少ないことが分かりました。海外の状況はどうなのでしょうか?(取得率が高い国など)
・現在の日本は経済状況が大変厳しいですが、男性の育児休業取得率は上がりそうでしょうか?
・「パパママ育休プラス」は、双方が同時に休業を取った時のみですか?別々に休業を取った場合はどうなりますか?
・ジェンダー平等を目指すために、一人ひとりができることはありますか?
……………
講義では、「メディアの伝え手として、ジェンダーの視点をもって伝えることが重要!」と、
気持ちをこめて、話をしてきました。
感想を読んで、「伝わった」という実感をもち、
そして、質問への回答を作成しながら、
ワクワクドキドキする時間を過ごしました。
感想のコメント、そして質問!ありがとう。
■渋谷典子■