参画堂日記

わたしをつくる、仕事をつくる、社会をつくる。
NPO法人参画プラネット オフィシャルブログ

CALENDAR
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< August 2017 >>
RECOMMEND
RECOMMEND
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
  • 虹色日記352:男女共同参画奨励賞を受賞しました
    深井希代 (10/10)
  • さざ波日記:428_NPOのチカラ2013―それは、「女縁」からはじまった!
    のりこ (04/06)
  • さざ波日記:428_NPOのチカラ2013―それは、「女縁」からはじまった!
    手しごと屋 (04/04)
  • 流れ星日記1012:『隣る人』レビューです。
    なつこ (11/24)
  • 流れ星日記1012:『隣る人』レビューです。
    masayo akasi (08/11)
  • さざ波日記:404_「違いを共に生きる」講義(愛知淑徳大学にて)から
    的場かおり (07/04)
  • 流れ星日記999:お礼、そしてこれからも。
    yukiko (06/24)
  • 虹色日記331:Cinemaな日@『別離』
    なつこ (06/03)
  • 流れ星日記969:「レジリエンス☆こころのケア講座」ファシリテーター養成講座へ
    なつこ (03/11)
  • 流れ星日記969:「レジリエンス☆こころのケア講座」ファシリテーター養成講座へ
    こんちゃん★ (03/10)
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
OTHERS
無料ブログ作成サービス JUGEM
<< 流れ星日記869:名古屋市男女平等参画推進研修会 | main | 流れ星日記871:男女共同参画の評価を推進する研究会・公開研究会(事例報告) >>
流れ星日記870:男女共同参画の評価を推進する研究会・公開研究会(基調講演)

4月29日、
世界ではイギリスのロイヤルウェディングが注目を集めた日、
名古屋では、表記公開研究会が行われました。
(って、全く、比較するものでは無いんですけれど。
ロイヤルウェディング、わたしは翌日の新聞でニュースを知りました。
自分が世の中から遅れていることを痛感して、
ちょっとばかりショックだったので…)

「政策を推進する評価のフロンティアをめざして」というタイトルの、
この公開研究会。
ご案内は、渋谷典子さんのさざ波日記350をご参照ください。

わたしは、所用があって午前中のみの参加でしたが、
同志社大学政策学部、山谷清志先生の基調講演と、
そのあとの、6名からの女性/男女共同参画センターでの実践事例報告は
どちらも、とても興味深い内容でした。

山谷先生の基調講演タイトルは
「誤った評価が政策を失敗させるー政策評価、事業評価、
行政評価の混同がもたらす悪影響―」という刺激的なもの。
しかし内容は、評価の「基本のき」と言えるお話で、
評価について体系だてた知識の無いわたしにも、分かりやすいものでした。

あくまで個人的に印象に残ったことのいくつかを、箇条書きでご報告します。

〜〜〜〜(以下わたしの個人的なメモから)〜〜〜〜

・「政策を推進するための評価」には、およそ、次の5つの目的がある。
1)行政の自己反省の材料として、2)市民へのアカウンタビリティのため、
3)当事者のエンパワメントに、4)問題解決を促すものとして、
5)政治参加のツールとして(選挙で誰を選ぶかの材料として)。

・評価を適切に行うために、欠かすことのできない要素である6w1h
(why,who,whom,what.where.when,how)が、
そもそも曖昧になっている(理解されていない)ケースが非常に多い。

・政策として行われているものには評価できないケースがあるにもかかわらず、
無理に評価の俎上に乗せている実情が多々あり、それらが慣習的に、
予算を使って繰り返し行われているという問題が生じている。

・上記問題の理由の一つとして、「評価」への認識の浅さと、言葉の混乱がある。
評価(evaluation)は、analysis,assessment,estimate,measurement,
preview,rating…とは意味が違うのにもかかわらず、
それらが評価であるとして混同されている。

・一つの政策に対して、評価の視点は4つ。
1)行政の活動(予算、人員、アウトプット)に対する評価、
2)プログラム(計画の出来・不出来)に対する評価、
3)直接の成果(アウトカム)に対する評価、
4)社会的インパクト(周りの変化)に対する評価。
このうち、まず見るべきは(3)。ここに望ましい変化が現れない場合に、
(2)に戻るべきものが、見渡すと(1)の評価の枠を出ないままのものが多い。

・「監査」と「評価」は、そもそも全く異質なもの。評価とは、
切り捨てのための道具でも、ダメだしのための道具でも無く、
民主主義を進めるためのものであり、本来ポジティブなものである。

〜〜〜〜〜(以上、まとめ終わり)〜〜〜〜〜

とてもざくっとした基調講演のまとめですが、
「評価は民主主義のためのツール」という言葉が、とても印象的でした。
評価をすることが目的化していると、
それは限りなく業務の負担にしかならないけれど、
適切に使えば使うほど、社会との風通しが良くなるもの。
その風は、自分たちの活動・業務へもフィードバックされるものであり、
重荷よりもむしろ前向きなインセンティブとなるもの、
と言えるのではないでしょうか。
(ただし評価をそのように使うためには、試行錯誤と変化への柔軟性、
自らの活動が社会のために在ることの自覚が大きく問われるという点で、
乗り越えなくてはならない課題もたくさんあるような気はしますが)

今回は「男女共同参画の評価を推進する」とタイトルを絞った研究会でしたが、
上記の評価についての概要は、政策全てにあてはまることであり、
つまり学校・大学評価、自治体・行政評価、公共事業評価、
保健医療評価、ODA評価など、
あらゆる政策に当てはまるものだという点も実感したところです。

ちょっと、基調講演で長くなりましたので、
午前中に行われたもう一つの内容「事例報告」については次回へ!


☆中村奈津子☆


最近、説明が長いことがわたしのブログ(というか文章それ自体も)の
特徴なのが分かってきました。(プチ言い訳)
しかし、これは自分の首を絞めるなー。(プチ独りごと)

「公共部門の評価」に関するおすすめ本です。面白い!

| 流れ星日記 | 00:00 | comments(0) | - | - | - | ↑PAGE TOP
コメント
コメントする