参画堂日記

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虹色日記224:男女共同参画基本計画公聴会
今年は第3次男女共同基本計画策定の年です。
内閣府では、市民の意見を聞くために全国で公聴会を開催しています。
愛知県の公聴会は、今日、ウィルあいちで行われました。

出席者は、男女共同参画担当の福島瑞穂 内閣府特命担当大臣、
基本問題・計画専門調査会会長代理 鹿嶋敬氏(実践女子大学教授)、
基本問題・計画専門調査会委員 辻村みよ子氏(東北大学大学院教授)、
女性に対する暴力に関する専門調査会会長 岩井宜子氏(専修大学法科大学院教授・副院長)です。

会場は、参加者でほぼ満席状態でした。

福島大臣のあいさつの後、鹿嶋氏が、第3次男女共同参画基本計画について、
中間整理をもとに説明しました。

その後、会場からの意見発表となり、挙手で発表者をあて、
順に発表していきました。発表時間はひとり3分。
「では、意見のある方」という司会者の声と同時に
「ハイ」「ハイ」「ハイ」と数多くの手が上がり、
その勢いにわたしは圧倒されてしまいました。

意見内容は、男女共同参画に真っ向から対立する反対意見もあれば、
「ぜひ、進めていってほしい」という賛成意見、
「この部分をもっと明確に示してほしい」などの具体的な要望なども。
全体で26名もの人が意見を述べられました。

その中から、わたしがピックアップしたトピックワードをいくつか。
・男女共同参画を世界の水準で考えることが大切。今回、それがしっかりと入っているのを評価する。
・自分は、M字カーブを生きてきた女性である。再就職する時の難しさを実感した。娘には働き続けなさいと言っている。働きすぎの男性の状況も問題。実効性がキーワードの第3次計画に期待する。ぜひ実行力のある法整備を進めてほしい。
・シングルマザーで経済的に苦労をしてきた。わたしの賃金が低いのは自分に能力がないからだと思ってきたけれど、女性の問題であると知って、苦しみから逃れられた。
・国策は地方(市町村)に影響する。たとえば、「リプロダクティブ・ヘルス」は、第2次計画で消された。それに追随して、地方の計画からも、「リプロ」がなくなっている。なのに、今回復活している。なぜ、消えたり復活したりが起きるのか。時間をかけてもやらなくてはいけないものは簡単になくすべきではない。

そして、これ以上に手をあげて発言していたのは反対派の方たち。
「男女共同参画は家庭崩壊につながる」「子どもを育てるのは母親の役割」
「母親の使命は天が与えた女性の幸せ」
「自分が働きに出て子どもを見なかったために、
自分のこどもはトラブルばかりになった」
「男女共同参画をすすめるのには反対する」
「早すぎる性教育はやめるべき」「男女一緒の性教育は子どもに悪影響」など。

そういった反対派の人たちに
「女性が家庭を顧みないようになったから、家庭崩壊、子どもがおかしくなるというが、きちんとデータをとって調査をしたのか」と反論した強者も!
思わず大きな拍手で応援しちゃいました。

途中で退席された福島大臣は、
「男女共同参画は、生き方に序列や優劣をつけることではない。
だれかの選択肢をせばめるようなことがあってはおかしい。
生き方にはさまざまな場合があり、だれもが生き生きと生きるため応援するしくみは必要なのだ」
と、けっして男女共同参画社会が誰かの生き方を否定するのではなく、
だれもが自分の生き方をえらべる社会をつくることだと述べて会場をあとにされました。

わたしが、男女共同参画社会推進の活動に関わりはじめたころ、
女性の社会参画について熱く語るわたしに、専業主婦時代の友人から
「伊藤さんは、専業主婦を馬鹿にしている」と言われて
傷ついたことがありました。
公聴会でのやり取りを聞いて、男女共同参画が進めようとしていることが
どうして、きちんと伝わらないのだろうかと悩んだことを思い出しました。

そして、今日も同じようなことが起こっていたのです。
価値観の多様性は認められるべきだし、
いろいろな考え方があってもよいと思います。
ただ、男女共同参画のめざすところが歪曲して伝わったり、
誤解があったりしたら、本当の意味を理解してほしいし、
理解してもらえるような働きかけが必要です。

第3次基本計画では、「男女共同参画は働く女性への支援という印象を与えた」という反省もされています。
自分が選んだ生き方を応援してくれる仕組み作りが
男女共同参画社会を進めることで整っていく。
それが、だれもが生きやすい社会の実現に向かうことだと思います。

鹿嶋氏は、「男女共同参画を99年から進めてきてようやくここまで来た。とめるわけにはいかない。第2次計画で後退したが、戻ってきた。これからに期待してほしい」と心強い一言で、公聴会を締めくくりました。

男女共同参画社会推進の活動の中にいると、それが当たり前に感じて、
自分がマジョリティーだと勘違いすることがあります。
公聴会に参加して、改めて自分がマイノリティーだと自覚をし、
だからこそ、声を届ける必要があるのだと思いました。

いとうしずか
| 虹色日記 | 23:56 | comments(0) | - | - | - | ↑PAGE TOP
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