参画堂日記

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虹色日記184:女性たちの大学院@ジェンダーコロキアム
行ってきました!ジェンコロ(東京大学上野ゼミ・ジェンダーコロキアム)

なんといっても東大に行くだけでも興奮状態!
日がとっぷり暮れてから訪れたので
周りの景色はあまりよく見えなかったけど、
暗闇のなかでもその重厚さは感じられ、
古く格調高い伝統ある建造物に気後れしっぱなし。
こんなところで学べたらいいなあと夢物語を想像するも、
いやいや、そんな、身のほど知らずだわと、妄想を振り払う。

さて、ジェンダーコロキアムについては、
さざなみ日記251で典子さんが告知しているので省略するとして、
昨日は、その「女性達の大学院」書評セッションに行ってきたのだ〜。



 


著者の3人の著作についての発表に続いて、
石河敦子さんと上野さんがコメントをした。

石河さんの書籍分析が興味深い。
かなり鋭く分析している。
わたしなんて、たいがいなんでもふむふむと納得してしまう。
(だから、困るんだ。先行研究も批判的に見ることができなくて。
これは、致命的かも・・・)
社会人が大学院に行く動機づけについて、
「重要なのに、本書ではあまり語られていない」と
「学位」について指摘する。
そして、それが「論文が書ける証拠」だとしたら、
フェミニズムにそのような証拠は必要ないと言い切る。

上野さんは二つの質問を投げかける。
1、大学院にとって彼女たちは何か
2、彼女たちにとって大学院とは何か

そして、究極の問いは、
「友人(や娘)に相談を受けたらすすめるか?」である。
上野さんの答えは「NO」

女性学はもともと民間学からはじまった。
ピアの研鑚なら自分たちの研究会で充分学べる。
「高い費用を払ってまで、なぜ大学院なのか?
その費用対効果はどれくらいあるのか」と、さらに問う。

論文を書くことが情報発信だからという答えには、
「いったい誰にメッセージを届けたいのか。
ジャーナリズムのほうが、よっぽど一般人に読んでもらえる」と言う。

確かにそうだ。
以前、わたしが「論文を書きたいから大学院に行く」と行った時も
同じことを上野さんに言われた。
「いったい、誰に何を届けるために書くのか。
論文でなければいけないのか」と。

石河さんの指摘どおり、わたしは「権威」を求めているのか。
ジェンコロでの討論の間中、
わたしはずっと揺れていた。

ただ、わたしは思う。

「女に学問は要らない」と4年生大学進学を父に反対され、
言い返すほどの勇気も強い意思もなかった。
就職するなら短大が有利と言われた時代のこと、
流れのまま短大に進み、就職し結婚した。

だから、今、再び学びたいのだ。
「それの何が悪い!」
と言いきれないところに、わたしの軟弱さがあるんだなあ・・・。

いとうしずか
| 虹色日記 | 23:21 | comments(4) | - | - | - | ↑PAGE TOP
コメント
真野敏子さま

コメントありがとうございました。
とくに誰に発信するのかという問いに対しての
真野さんのコメントは興味深く読ませていただきました。

ところで、今日、博士後期課程の入試試験を受験しました。
わたしの受験した名古屋市立大学は、
社会人枠がなく英語の試験を課せられていることが
わたしにとってハードルが高いと思っていたのですが、
いやいや、そんな甘い話じゃなかった。

博論を書くということが
どれほどの覚悟がいるのかということを
今日の口述試験で思い知らされました。
教授たちの厳しくするどい質問に答えながら、
単にハクがほしいとか、学位を買うという気持ちでは、
博論は書けない、ということをひしひしと感じました。
いや、書いてはいけないというような感覚さえも持ちました。
結果はともあれ、本当に自分が後期課程に進むつもりでいるならば、
社会人であろうとなかろうと
研究者として真摯な気持ちで取り組まなければならないと
心新たにしています。


| しずか | 2010/02/07 9:45 PM |
伊藤さんの、写真入りのご報告を拝見しました。

第4章を執筆した真野敏子です。
遅くなりましたが(このブログの存在を知ったのはたまたま昨日初めてでして)、ありがとうございました。

渋谷さんからジェンコロの資料をお送りいただいたので、
併せて読ませていただきました。

伊藤さんのおっしゃる、
「だから、今、再び学びたいのだ」「それの何が悪い!」
はそれでよいと思います。
そのとおりだと思います。

上野先生の問いかけも、なかなか挑発的で逆説的でもあると思いました。
直接聞いていませんので、これ以上言えませんけど。

石河さんの丁寧なレジュメもありがたかったです。

とくに最後のところです。貴重な提言をされていますね。

ただ、実際には「学位」の二重基準は、試験問題が違う一般枠と社会人枠とでは、同じ修士号でも正式な称号を分けることで(たとえば「教育学修士」と「修士(教育)」というように簡単に同じにはしません。もちろん英語名称も違う)、
大学はそうした批判を慎重に回避しているようです。(名大の場合は・・)

博士号についても同様です。後期課程の入試に社会人コースが設けられる(私の属した研究科では、3年前から)以前には、若い学生と肩を並べてアカデミックのドクターに在籍する人は例外的でした。

大学院に来る前の私のまわり(放送大学とくに学習センター)には、旧制学校卒から国立大卒者までの、来歴も千差万別の学生がいましたが、
共通点は、学ぶことやアカデミズムへの敬意、だったような気がします。そういう人がずっと学部生のリピーターを占めています。「生涯一学生」を任じている人も。
これを自己充足的・非還元的とも見ることはできますが、
そういうところから名古屋大に来て、まず感じたのは、
研究テーマもまともに持たず、過去の学歴とそこそこの社会的地位の上に、お金で「学位」を買いに来ている人がいるんだ、ということでした。

前者も後者も、大学を消費財としていることは同じようですが、消費財にも質的な違いが大きいということ。
だから、
「それの何が悪いの!」
と言ってもいいと思ったのです。

「誰に向かって発信するのか」は、ジャーナリズムは不特定多数、の「多数」にインパクトがあるでしょう。
アカデミズムは、専門性によって、それぞれ特定の領域に向けられるところに意味があると思います。特定の領域のために、学際的にも交流し合う。
ジャーナリズムが遠心的なら、アカデミズムは求心的。
私は、より多くの人への発信も大切ですが、たった一人の読者(極論かもしれませんが)に深く届くことを考える人間です。迂遠でも、一人から一人へとつながる。
学会のセッションでの発言も、ときにそれに似ていると考えました。

「誰に向かって?」という問いかけは、
受信者はどこにいるのか、の問題でもあると思います。
「受信者の顔を想像できるか」という風に考えました。

コメントが長くなってごめんなさい。
参加くださった皆さんに、いろいろご教示いただきました。



| 真野敏子 | 2010/02/06 12:16 AM |
著者のおひとりである内藤節子様へ

コメントありがとうございます。

肩書のない主婦にとって、
所属先と身分が確保されることは気分的に安定します。
その身柄の保証先が「大学院」であれば
「ハク」ももれなくついてくる!?


| しずか | 2010/01/22 10:23 PM |
参加していただきました伊藤さんありがとうございました。

2年間上野さんの元で勉強を積まれた司会者の石河さんの分析力はさすが!と思いました(16日に豊橋で聞きました)
著者の皆さんのコメントをまた聞かせてください。

伊藤さんが揺れていた「なぜ、大学院か」は、
私は「ハク」とつけ他者との差異をつけるためと、文中でいっております。
内藤節子
| 内藤節子 | 2010/01/22 8:51 AM |
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