参画堂日記

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ピアノコンサート「陽の当たらなかった女性作曲家たち」のお知らせ

JUGEMテーマ:音楽

年明けの1月13日(土)、14日(日)にNPO法人参画プラネットは共催で「陽の当たらなかった女性作曲家たち」ピアノコンサートを、名古屋と四日市で開催します。

 

WANサイト( http://wan.or.jp )に連載された、ピアニスト石本裕子さんのエッセイ「陽の当たらなかった女性作曲家たち」の作品を集めたコンサートです。石本さんは、男性優位社会の影で日の目を浴びてこなかった才能豊かな女性作曲家を取り上げ、エピソードともに石本さん自身による楽曲の演奏を発信してきました。

 

ハンガリーに在住している石本さんの一時帰国に合わせて日本の各地で開かれるコンサート、ご縁があって名古屋と四日市でも開催する機会に恵まれました。ぜひ、この機会に足をお運びいただけるとうれしいです。

 

****************************************************
「陽の当たらなかった女性作曲家たち」ピアノコンサート

 

◆石本裕子さんプロフィール
札幌市出身、ブダペスト在住。NYジュリアード音楽院にてバルトークの高弟ジョージ・シャンドール氏に師事。 バルトークを初め、ハンガリー作品を数多く学ぶ。桐朋学園短期大学部の講師を10年務めた後、 2003年にブダペストへ移住。以後、ハンガリー各地でリサイタルを開催し、また日本人学生の指導にあたる。 

 

◆演奏予定の女性作曲家
セシル・シャミナード(フランス)、クララ・シューマン(ドイツ)、エイミー・ビーチ(アメリカ)、シンキアーナ・ゴンザーガ(ブラジル)、エンマ・コダーイ(ハンガリー)、金井喜久子(日本)他

 

【名古屋会場】
・日 時  2018年1月13日(土)午後1時30分開演 (午後1時開場)
・会 場  名古屋西文化小劇場(名古屋市西区花の木二丁目18番23号 )
     地下鉄鶴舞線「浄心」下車4番出口 徒歩3分
→アクセスマップ
・料金  1000円 

 

【四日市会場】
・日 時  2018年1月14日(土)午後1時30分開演 (午後1時開場)
・会 場  四日市地域総合会館あさけプラザ(四日市市下之宮町296-1)
    〔鉄道〕近鉄三岐富田駅下車、JR富田駅下車
    〔自家用車〕東名阪自動車道四日市東インターから約10分、
          国道1号線東富田町交差点から約5分
     
→アクセスマップ
・料金 1000円 

 

【申し込み】日付、会場名、参加者氏名、連絡先を明記のうえ、
「女性作曲家たち」コンサート事務局まで
  電話 052−203−5171
  Eメール womenpiano☆gmail.com (☆を@に変えて送信してください)

 

【主 催】「陽の当たらなかった女性作曲家たち」コンサート実行委員会
【共 催】 NPO法人参画プラネット 、認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク

 

★このコンサートは、認定NPO法人ウィメンズアクションネットワークによるWAN基金の助成をうけて実施しています。


これまでに実施したコンサートのご報告です。
盛岡会場 https://wan.or.jp/article/show/7378
新潟会場 https://wan.or.jp/article/show/7401

*****************************************************

石本裕子さんのエッセイ「陽の当たらなかった女性作曲家たち」は、WANサイトのエッセイコーナーでご覧いただけます。

こちらから↓↓↓

https://wan.or.jp/general/category/womencomposers

 

ピアニスト 石本裕子さん

 

| 虹色日記 | 11:12 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | ↑PAGE TOP
【研究会の報告】新自由主義の両義性と女性〜その関係性を問う

日本女性学会会員主催研究会と共催で「新自由主義の両義性と女性〜その関係性を問う」を研究会を実施しました。

 

新自由主義下で進められたジェンダー平等政策によって女性をとりまく社会のあり方がどのように変わったのか、そして女性主体は変化したのか。

講師に伊田久美子さん(大阪府立大学教授)と堅田香緒里さん(法政大学准教授)を招きお話をお話を伺いました。

伊田久美子さんは新自由主義とフェミニストの関係性を先行研究からひもとき、行為主体としての女性の不可逆性を説きました。

堅田香緒里さんは社会保障・社会福祉の視点から、新自由主義下の対貧困政策における「自立支援」の両義性を指摘しました。

 

研究会には、このテーマに関心をもった方々が名古屋地域に限らず東北や関西からも参加し、後半のフリーディスカッションでは、それぞれの関心ごとに引き付けて語り、盛り上がりました。 (伊藤静香)

 

 

 

| 虹色日記 | 10:38 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | ↑PAGE TOP
研究会(日本女性学会助成研究会)を共催します

3月20日(祝)に研究会(日本女性学会助成研究会)を共催します。

 

【テーマ】新自由主義の両義性と女性〜その関係性を問う

 

【開催趣旨】

日本のジェンダー平等政策は、「男女共同参画」という行政の政策として、1990 年代後半からの新自由主義的な政策のもとで進められた。その後、現政権では日本経済における課題の一つとして「女性の活躍推進」を推し進めている。確かに、新自由主義はフェミニズムと親和性があり、女性の活躍を応援するようにみえるが、同時に女性の非正規雇用と低賃金化が進み、格差を拡大している。
新自由主義的政策の下で展開する「女性の活躍推進」は、ジェンダー平等な社会につながるのか。新自由主義がもたらした両義性の下で、女性の労働・活動がどのような影響を受けているのか。
このたび、講師に伊田久美子氏、堅田香緒里氏を招聘し、2016 年 7 月に開催された日本フェミニスト経済学会における共通論題「新自由主義と NPO」の議論をさらに深め、フェミニズムが新自由主義に収斂されない方策とは何かを探る研究会を開催します。ご参加をお待ちしています。

 

講 師:伊田久美子(大阪府立大学教員)、堅田香緒里(法政大学教員)
日 時:2017年 3月20日(祝) 午後1時〜4時

会 場:なごや人権啓発センター ソレイユプラザなごや 研修室

   名古屋市中区栄一丁目23番13号 「伏見ライフプラザ」12 階

   地下鉄伏見駅 6 番出口より南へ徒歩 7 分

参加費:1,000 円(資料代含む)

 

主 催:「新自由主義の両義性と女性」研究会(日本女性学会員)

助 成:日本女性学会

共 催:NPO法人 参画プラネット

申込み・問い合わせ:

「新自由主義の両義性と女性」研究会事務局

TEL. & FAX. 052-203-5171

Eメール sankaku★basil.ocn.ne.jp(★を@に変えて送信ください)

 

チラシ→PDF(ダウンロード)

 

 

 

 

 

| 虹色日記 | 23:37 | - | - | - | - | ↑PAGE TOP
虹色日記364:【ご報告】国連制作ショートフィルム上映会@あいち国際女性映画祭

こんにちは、ずいぶんとご無沙汰してしまった虹色日記です。これだけ更新が滞ると、再開時の日記には何を書こうかと迷います。

 

今日は、先日あいち国際女性映画祭でボランティアをした「国連制作・女性関連ドキュメンタリーショートフィルム上映会」のご報告です。この上映会は、所属するあいち国際交流はなのき会が、映画祭に協力して行っている上映会です。詳細は、こちら→国連広報センター連携企画のページ@あいち国際女性映画祭HP

 

国連が制作したショートフィルムは、もともとYoutubeでも公開されているものですが、毎年10本ほどをピックアップして選び、無料で上映しています。2〜3分から15分程度のショートフィルムを1時間程度にまとめて繰り返し上映しているので、映画祭の参加作品をご覧になられる間にちょっと立ち寄っていただいて気軽に見ていただけるものです。

 

今年の上映作品をご紹介しますね。

 

1.   エマ・ワトソン UN Women 親善大使 新しいHeForShe ウェブサイトを発表 

  https://youtu.be/F4xPuWRuFmY


2.   WE THE PEOPLE - グローバル・ゴールズ:「持続可能な開発目標」 

  https://youtu.be/XXKahfHTyMA

 

3.    マララと193人の若者たちが、世界のリーダーに安全で質の高い教育を訴える 
  https://youtu.be/PiDNjF2AEbs

 

4.   不平等と闘い、女性と女子に力を与え、誰も置き去りにしない 
  https://youtu.be/8unYkbMig1I?list=PLNe0pDYSfDiuQNIznz79p7iXQONRgADAr

 

5.   2015:グローバルな行動のとき - 女性のエンパワーメントとジェンダー平等

  (クリスティーナ・ガラッチ国連広報担当事務次長) 
  https://youtu.be/zp4TeCZoHco

 

6.  ソロモン諸島:女性に対する暴力を根絶する 
  https://youtu.be/4Rfk0pBJgLg

 

7.   私が彼女たちの "声" になる(紛争下の性的暴力に立ち向かう) 
  https://youtu.be/6D7kh-xI7g8

 

8.   災害:リスク軽減に向けたさまざまな取り組み( ビデオシリーズ:人間の安全保障の取り組み) 
  https://youtu.be/lQlHFnPEJ4s

 

9.   貧困と飢餓を終わらせる 
  https://youtu.be/TZXKlPu9F2M?list=PLNe0pDYSfDiuQNIznz79p7iXQONRgADAr

 

10.  第70回国連総会:舞台の裏側に迫る 
  https://youtu.be/QXDiHFwYvIY?list=PLNe0pDYSfDiuQNIznz79p7iXQONRgADAr

 

あいち国際映画祭は終了しましたが、ご関心があれば、上記リンクからご覧いただけます。

 

いとうしずか

 

| 虹色日記 | 09:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | ↑PAGE TOP
虹色日記363:多治見市の広報にコラムが掲載されました
現在、多治見市の男女共同参画推進審議会の副会長をしています。そのご縁で、多治見市の広報紙でコラムを掲載する機会をいただきました。(『広報Tajimi』のウエブサイト「時代をつむぐ男と女」のページ)



コラムの内容を以下に張り付けますね。
*******************************
平成27年12月に国が定めた第4次男女共同参画基本計画では、「男性中心型労働慣行等の変革と女性の活躍」を第一分野にあげ、男性中心の働き方や制度・慣行の改善を進めています。

そこで、提案したいのが、「ディーセント・ワーク」です。「ディーセント・ワーク」とは、ILO(国際労働機関)が初めて用いた概念で、「働きがいのある人間らしい仕事」を意味します。人々がよりよく生きるためには、女性も男性も、自由・公正で、保障があり、人間としての尊厳を保てる仕事を得ることが重要だとして、ILOはディーセント・ワークの実現に取り組んでいます。
このような動きに比べ、日本の労働状況は年々悪化しています。低賃金で不安定な非正規雇用の増加、長時間労働、セクハラやマタハラなどの職場のハラスメントなど、問題は山積みです。これでは、いくら「女性の活躍」と言われても難しいような気がします。男性にワーク・ライフ・バランスなども望めないでしょう。

こうした状況を変えていくために、ディーセント・ワークの考え方が重要になってくるのです。一人一人の人権が尊重され、自由・公正な環境で、働いて暮らせることは、男女共同参画社会の実現につながると思います。
多治見市でも、「ディーセント・ワーク」を広げていきましょう。

******************************


3月5日には、『人権としてのディーセント・ワーク』の著者である西谷敏先生をお迎えして、「ディーセント・ワーク」をよりわかりやすくお話していただきます。

ディーセント・ワーク公開フォーラム
第2回:テーマ「ディーセントワークをつくる、届ける、拡げる―次代に向けて、働き方を提案する」
日時:2016年3月5日(土)午後1時〜4時30分  
会場:ウイルあいち/セミナールーム1・2

詳細は、参画プラネットHP:ディーセント・ワーク・フォーラムのページ

ぜひ、ご一緒にディーセント・ワークについて考えましょう。ご参加をお待ちしています。

伊藤静香
| 虹色日記 | 11:23 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | ↑PAGE TOP
虹色日記362:年のはじめに
新年あけましておめでとうございます。

今年1番最初のブログに何を書こうかな〜と思いながら、以前のページを眺めていたら、開設の時を思い出しました。
参画堂日記を開設したのは、ちょうど10年前、2005年12月25日でした。
http://plannet.sankakudo.net/?eid=47594

開設の日、わたしはブログでこんなことを書いていました。
****************************************
今日から、NPO法人参画プラネットの公式ブログ「参画堂日記」を開設いたします。私は、参画プラネットのメンバーで、現在カナダに住んでいる伊藤静香です。
フツーに専業主婦をしていた私は、NPO活動を通して女性が力をつけられることを実感し、男女がともに社会に参画する必要性と参画できる手ごたえを感じていました。これからもっといろんなことにチャレンジしたいと思っていた矢先、夫が仕事でカナダに行くことに。家族一緒にトロントへと願う夫に、私は活動をとるか、夫をとるか、迷いに迷い、出した結論が、「どちらも取る!」でした。フレキシブルに対応できるNPOだからこそできたこの選択。インターネットの発達のおかげで、はるか海を越えても、情報のやり取りは可能です。仲間の応援を受けて、私はカナダトロントで、NPO法人参画プラネットのメンバーとして活動を続けています。
このブログは、私とメンバーの日々の活動に対する雑感や、さまざまな情報などをお届けします。
******************************************

あれから10年。
わたしの人生は、ずいぶんと変わりました。働くことも、大学院に行くことも、想定外でした。NPO活動からいろいろと広がって、さまざま活動や仕事につながっています。そんな自分の生き方は、まったく想像していなかったけれど、結構気に入っています。

今年もどんな1年になるのでしょうか。
相変わらず、ノリの良さと明るさで前を向いて「すっ飛ぶ」参画プラネットで、わたしもこの1年をすっとんでいきま〜す!

いとうしずか





 
| 虹色日記 | 14:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | ↑PAGE TOP
虹色日記361: 映画「厨房男子」を観た
食べること大好き、グルメではないけれど、おいしいものには目が無い。
実はお料理の本やお料理番組も大好きなのだ。
ドキュメンタリー映画「厨房男子」もおいしいお料理がいっぱい出てくる。
見ているだけでお腹がすく(笑)。
http://www.kitchen-boys.com/

この映画にでてくる男性たちは、実に自然に楽しそうに料理をしている。
フランス料理を食べるのが好きが高じてフランス料理を習いに行き、生業にしてしまった男子。
自然のとともにくらし、大地の恵みをそのままいただく豊かさを求める男子。
連れ合いの仲間同士の会合に食事提供をしてサポートする男子。
ひとり暮らしの男たちは自分の食事を自分で賄う。
好きなものを好きなように食べる楽しさは、作った人の特権だ。
共働きの両親の下で育ち小さなころから台所に立つ36歳の彼は、料理歴30年。
彼にとって料理は特別なものではなく日常。仕事から帰ると手際よくパートナーの食事も作る。

「『男女共同参画』で男性も料理を、っていうんで
ちまたの男女共同参画センターなどでは、「男性のお料理教室」がお流行だ。
でも、「厨房男子」の男たちは、「男女共同参画」なんて声高にいわなくても
当たり前のことを自然体でやっている。

ここに登場する男性たちは、高野監督にゆかりのある人ばかり。
その縁は直接的な関係というより、高野監督が長年培ってきた女性たちの活動からつながったものだと思う。
この映画、男性を応援しているようで、実はフェミニズムの映画じゃん。

「厨房男子」は、名演小劇場にて、12月19日から公開です。
名演小劇場 http://homepage3.nifty.com/meien/index.html

いとうしずか


 
| 虹色日記 | 09:34 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | ↑PAGE TOP
虹色日記360:ちょっとした出来事から。
昨日のちょっとした出来事。

銀行の窓口である手続きをしたときのこと。
書類を書いて、印鑑を押して、本人確認のために運転免許証を見せて・・・
それは、通常の手続きで、それほど複雑なものではなかった。

でも、窓口で対応してくれた若い女性はちょっとおぼつかなくて、
何度もバックヤードにいる先輩と思しき女性に尋ねては
窓口に戻ってきては、私とやり取りした。
その一生懸命さに、私は4月から社会人として頑張っている娘の姿が重なり、
思わず声をかけた。

「新入社員?」
「いえ、ちがうんです。育児休業から復帰したばかりで。
とまどってばかりで、ごめんなさい」と答えるではないか。
そんなこと聞いたら、もう、応援したくなっちゃって、

「あら、まあ。育児休業から復帰されたばかりなの。
仕事と両立してがんばっているのね〜」って言ったらら、
「いや、何もできなくて、みなさんに迷惑ばかりかけて。
罪悪感でいっぱいなんです」っていうじゃない。わたし、もうほっとけなくて。

「何言っているの。罪悪感なんてこれっぽちも持たなくていいよ〜。
だって、子どもを産んで、育てて、仕事も続けて、頑張っているんじゃない。
それってすごいことなのよ」

そしたら、彼女、うるうると涙をためちゃって。
復帰してから、張りつめて、がんばってきたんだろうなあ。
そんなこと思ったら、抱きしめてあげたくなっちゃった
(できないけどね、銀行の窓口だから(笑))。

育休ではないが、わたしも休業のブランクの経験がある。
夫に同伴してカナダで暮らした2年後、
復帰した当時は、想像以上に辛い日々だった。
周りの仲間たちは、復帰を歓迎してくれたけれど、
実際2年のブランクは大きかった。
以前は、ここにあったものが戻ってきたら変わっていて
どこにあるかわからない。
毎日いる人にはわからない些細な変化も、
戻ってみるとがらりと変わって見える。
否が応でも「できない、わからない」現実に遭遇した。
今思えば、2年のブランクなんて、なんでもないんだけど、
当時は、ブランクを認めたくなかったから、辛さが倍増したんだ。
今、目の前にいる窓口の女性もそんな辛さを感じているんじゃないかな。
そんな思いでおせっかいおばさんのわたしは、言葉をつづけた。

「わたしも理由あって2年間のブランク後に職場復帰したんだけど、
とてもつらい思いをしたから、よくわかる。
でも、大丈夫。長いスパンでみたら、数年のブランクなんて、すぐ戻る。
たしかに、ブランクはブランク。
でもね、それ以上に、宝物も手に入れたでしょ?」
そんな言葉をかけたら、今にも涙をこぼしそうになって、
「宝物を手に入れたでしょ?」っていうところで、大きくうなづいた。

きっと彼女も葛藤しているんだろうなあ。
葛藤しながらも、仕事をつづけ、頑張っているんだ。
そういう女性が、ここだけでなくて、
いろんな職場にいるんだろうな、と思ったら、
ほんと、大声で叫びたくなるよ〜。

ちゃんと職場に戻ってきて頑張っているあなたを誰も責められないよ。
確かにね、未だに不届き者がいて、いじわるされたりするかもしれない。
だけどね、あなたが悪いんじゃなくて、
マタハラするやつが悪いんだから、堂々としていればいい。
長いスパンで考えて、これからさきもずっと働き続けよう。
がんばっているあなたを応援しているよ。

いとうしずか☆
| 虹色日記 | 13:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | ↑PAGE TOP
虹色日記359:小学校で男女共同参画の授業!
「みなさ〜ん、こんにちは!しずかちゃん先生で〜す」
子どもたちの元気な声にまけないように、大きな声でまず第一声!

昨日は、長久手市にある小学校で「総合」の授業をさせていただきました。
長久手市役所「たつせがある課」の男女共同参画出前講座の講師として
小学校4年生の前でお話しする機会に恵まれました。

通常、役所の出前講座と言えば、女性団体や地域団体に出向くことが多いようですが、
ユネスコスクールにもなっている東小学校では、地域と子どもの関わりを大切にしており、
今回、この出前講座が実現したのです。

子どもをまえにお話しするのは、何年ぶりでしょうか。
小学校の図書室でお話会をしていた頃のことを思い出しました。
まだあどけなさが残っている小4の子どもたち。
とはいえ、自我が確立し、心が一番成長する時期でもあるこの時代に
「自分ってなかなかいいじゃん」って思える自己肯定感を持ってほしい。
そんな思いで、男の子だからって、女の子だからって決めつけることなく
「自分らしく」自分の気持ちを大事にしようという話をしました。

男女共同参画社会基本法(1999年制定)の後に生まれ、
「「男の子だから」っていわれたことなんかない」とか、
女子のイメージは?という質問に「強い」と即答されたりとか、
用意した答えとは違う反応にちょっと戸惑いながらも
とにかくげんきいっぱいの子どもたちと楽しい1時間を過ごしました。
あふれるエネルギーをいっぱいもらって元気になって帰ってきたのは
わたしのほうかもしれません。

昨日話した内容が今必要でなくても、いつか大きくなった時に
「あ、あのときしずかちゃん先生がいってことって、こういうことかあ」って
思い出してくれたらいいなと思います。

***************************
授業の中で使用した「トイレマーク」「これな〜んだ?」

で「女子トイレ!」と大正解。



じゃあ、「男子トイレはどんなだと思う?」という質問に「青いろ!」
そうでしょ、そうでしょ(笑)。そうこなくっちゃ。

「はい、どうかな〜」って、これを見せると、みんなびっくり!


「これは、しずかちゃん先生がヨーロッパのハンガリーという国を訪れたときに
取ってきたトイレマークの写真です」というと、驚きの声が。
こういうやりとりが、たのしい。

トイレマークの話、授業の最初にしたので
すっかり忘れていると思ったら、さいごの質問時間にある子が
「先生、障がい者用のトイレマークはどうなっていますか?」。
実は、これまでの観察から、障がい者用のトイレマークは、
黒で統一しているところもあるし、
女子マークを赤、男子マークが青、
車いすが黒と色分けしているところもあるしさまざま。
なんか、ちょっとうれしい質問だったな。
地味な活動だけど、トイレウォッチャーもやっぱり続けよっと。

いとうしずか
| 虹色日記 | 14:16 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | ↑PAGE TOP
虹色日記358:わいわいWAN キックオフイベント
参画プラネット主催の読書会に参加している若い世代の女性たちが
認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)の新しいプロジェクト
「YY−WAN」を立ち上げました。
WANサイトで新しくオープンするYY−WANのキックオフイベント。
WAN理事長の上野千鶴子さんを迎えて開催します。

チラシ→こちらから
*********************************************************
わいわいWAN キックオフ!!
「このタイミングじゃない?!」〜オッサン社会を変えるとき
スペシャルゲスト上野千鶴子

認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)より、
若者メンバーが中心となって活動するチームが誕生しました!

日時:7月18日(土)午後1時30分から4時30分
会場:愛知県女性総合センター ウィルあいち 特別会議室
(愛知県名古屋市東区上竪杉町1 番地)

参加費 : 1000 円(学生・非正規 500 円)
(認定NPO 法人ウイメンズアクションネットワークWAN 法人会員:無料)

○当日スケジュール
13:20 開場
13:30 WAN とは(WAN 副理事⻑ 渋⾕典⼦)
13:40 YY-WAN とは(YY-WAN 梅田・板津)
13:45 上野千鶴⼦講演(WAN 理事⻑)
「教えてちづこさん!わたしたちのこの不安、どうしたらいいの?」
14:35 質問タイム
15:00 休憩
15:10 ワールドカフェ(ファシリテーター 渋⾕典⼦)
※テーマは当日発表

申込
メール  yy_wan2015@yahoo.co.jp
電話   052-203-5171 <WAN名古屋オフィス>
お名前・連絡先を記載のうえお申込下さい。先着順です!
メンバーも随時募集!イベント情報配信希望もこちらに!

主催:認定NPO 法 ウイメンズアクションネットワーク(WAN)
共催:NPO 法 参画プラネット
| 虹色日記 | 22:26 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | ↑PAGE TOP