参画堂日記

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冥王星日記23
生活者の視点で考える防災・災害復興(22)

2007年1月。新年を迎えた。
元旦昼過ぎ、下の娘と風呂に入った。
今年はどんな年になるのかな。小学生生活も残りわずか、春になったら中学生ね。
と、湯船に浸かって話していた時だ。
グラグラ・・・「えっ!地震?」
何秒だろうか。揺れがおさまってあわてて飛びだした。
からだを拭きながら、これが東海地震だったら・・・。
2人とも裸で・・・。
脱衣場といっても狭いため、下着も着替えの服も置いていない。
1部屋離れた寝室までいって、「たいしたことなくてよかったね。」と、
裸で逃げまどう姿を想像しながら服を着た。

1月13日
つながれっとNAGOYAにおいて、指定管理者参画プラネット主催の講座「女性の視点で考える。防災・災害復興フォーラム」を開催した。
昨年の7月、9月に実施した「女性の視点で考える。防災・災害復興フォーラム」の報告。
そして、石井布紀子さん、川畑真理子さんをお迎えしてのパネルディスカッション。
お二人とも、阪神淡路大震災の被災者であり、女性センターの相談業務に関わっていた川畑真理子さんのお話は、まさしく東海地震発生後のセンターの役割のヒントを頂いた。
詳しい報告はこちらのHPを是非ご覧いただきたい。
http://www.sankakudo.net/bousai-hassin-repot.html

そして、この日記を書き始めたのが、この講座終了からであった。
第1回冥王星日記にもどってこのテーマの始まりを読んでみた。
「さあ、防災の学習を始めました。」というのではなく、今、防災・災害復興についての学びが、私の人生の歩みの中の体験を通して、つまり一人の生活者であり女性という立場で、広がり、結びつき、そして自分の生き方に戻ってくる、ことを伝えたかったからなんだと思う。

今回が23回目。書き始めてから4ヵ月半が経った。
次回からは、時系列でなく、思いのままに「生活者の視点で考える防災・災害復興」を続けていきたいと思う。時々脱線しながら。
どうぞよろしく!!
(明石雅世)
| 冥王星日記 | 23:42 | comments(0) | - | - | - | ↑PAGE TOP
冥王星日記22
生活者の視点で考える防災・災害復興(21)

2006年11月7日、北海道・佐呂間で突風 9人が死亡し23人の方がけがをした。

「地震・雷・火事・オヤジ」と古いことを持ち出してみた。私たちが「怖い!!」と思うもの代表なのだが、どうして“オヤジ“なの?と時代にそぐわない言葉になってきた。
自然災害という点では、火事は人的災害の要素も持っている。しかし、地震の後の二次災害では火事はもっとも恐ろしい現象でもある。

 しかし、この数年に起きた災害を考えると、地震・津波・台風・豪雨・豪雪、そして竜巻と、人の命や家を奪う災害が多く発生しているように思うのは私だけだろうか?
地球温暖化ともいわれ、CO2の問題、オゾン層の破壊、酸性雨、砂漠化、海面水位の上昇、北極の氷が解けるなど地球に何かが起こっている。それにより生態系も変化してきている。最近では、中国からの黄砂や光化学スモッグの発生がニュースで流れてきた。

地球は生きている。
だから、外的な刺激から元に戻るよう修正するため、地震が起こるのかもしれない。そのために陸地も分裂したり少しずつ移動したり変化している。
地球が生まれ何億と生きている間に、生き物にも変化があった。退化するもの、滅亡するもの、進化するもの。人間の歴史だって地球の年数に比べたらまだまだ日が浅い新参者である。
その新参者の人間が、言葉を使い、頭を使い、自然と対比している関係で、地球に優しくない行動をとっているのなら、今起こっている災害は人的な要素を含んでいるようにも思える。

「生活者が考える防災・災害復興」の日記としてはいささか大げさなことを考え書いてしまった。
的外れな展開になってしまったが、このところ地震が多く起こっていることもしかり、3年ほど前から太陽の日差しが肌にちくちく刺す感じや、その月々に感じる季節的な感覚がどこかおかしかったり、異常気象にしても、花粉症や喘息などのアレルギーに敏感になってきたり、ちょっとずつ「アレ?前と違うな」って思うようになってきた。
これって、私たちが自然に対して鈍感になってきたり、自然と共存する気持ちが薄れてきてしまったことにも関係するかなって感じたからだ。
防災とは“災いを防ぐ”と書く。
地震によって起こる”災い“って何かを考えた時、人的なものはもちろんあるのだけれど、自然が起こす災いを防ぐということでは、私たち人間がもう一度きちんと自然と向き合うことが大事かなって考えてみた。自然とは驚異、畏怖である。馬鹿にしてはいけない。
そんな気持ちをもう一度持つことも必要だと思う。
(明石雅世)
| 冥王星日記 | 13:04 | comments(0) | - | - | - | ↑PAGE TOP
冥王星日記:21
生活者の視点で考える防災・災害復興(20)

女性の視点で考える防災の講座を引き続き受講した矢先、学区の防災講座が生涯学習センターで開催された。
「わたしたちのまちの防災プラン」をテーマにした3回講座であった。学区住民としては知らなかったではいけないと思い応募した。しかし、定員学区住民20名のところ、応募したのは私を含め3名であった。残念である。これほど関心がないのか。ひとごとなのか。私の使命は、子どもを持つ母親の立場で、女性の立場で、防災活動の提案をすること。この思いで参加したのである。

いずれにせよ、避難所になる小学校の体育館の運営は学区住民である。
私たちのことは私たちで決める。「聞いてないよ。」は、だめなんだけどな。

そこで、主催者は学区自治会長20人ほどを動員し始まった。レスキューストックヤードの浦野愛さんとの再会である。
1回目は、東海地震の発生率から始まり、防災対策のいろはの説明があった。
防災組織率は95%で全国3位であるらしいが、参加率は30%と低く住民の意識が薄いことを裏付けている。まったくである。
自治会長さんで成り立ったこの講座、学区意識は1%といったところか。

 2回目は、想定される災害を学区の地図上に書き込んでいく。さすがに自治会長である。この道は狭いから消防車は入れない。ここには防火水槽がある。と学区の立地状況は熟知している。そして、不安材料から5つの課題のテーマがあがった。
新しいマンションに町内会に入ってもらいたい
住民の関心を高める
避難所について
防災倉庫の充実
高齢者だけでない災害要援護者の災害時の支援について
個人的にはH鯑饅蠅砲弔い届辰傾腓い燭ったが、多数決はい鉢イ坊茲泙辰討靴泙辰拭
そして、次回はその対応策を考えることになった。
そこで私は、災害要援護者として、小さい子どもを持つ母親を含め女性も災害弱者と手を挙げて意見を述べた。自治会長さんたちはうなづきながら聞いてくれた。特に小さい子どもを持つ母親については支援していかなければという認識を持っていただいた。と思う。

 いよいよ3回目。自治会長さんたちはマジメである。動員にもかかわらずほとんどの方が参加していた。やはり、町内を自治するという責任感からなのだろうか。
私は、ズ匈架弃膰郤圓虜匈音の支援についての話し合いに参加した。
メンバーの中には東社会福祉協議会のボランティアでご一緒している方(自主参加)がいて、同じ学区ということを知り話は盛り上がった。私は、町内で嫌われていると助けてもらえないとか、母親の避難の困難さ、是非手を差し伸べてほしいことを伝えた。
この学区は昔ながらのつながりを残しているので、組単位でどんな方がいるのか大体把握していることが分かった。しかし、この数年のうち、新マンションの住民が町内会に入会しなくなり住民把握ができなくなったようだ。その顔が見ない住民をどうしたらいいのかが、町内会に入会してもらうにはどうしたらいいのかという話に脱線してしまった。
なので、要援護者の方々にどういう支援が必要なのかという具体策までは話すことができなかった。それでも最後はまとめて発表した。
に漂卅匕砲僚室造糧匹糧表は、具体的な話まで進んだが予算がないとの一声でこの提案は実現できないという結論であった。(ふうー)

これが現実なのだ。さあどうする?!

明石家の避難所も今まで小学校にこだわってきた。下の娘が小学校を卒業したので、中学校に変えようかと考えている。
では、中学校の避難所は誰が運営していくのだろう。
PTAですか?
集まった人だちですか?
さあどうなる?!
(明石雅世)
| 冥王星日記 | 21:35 | comments(0) | - | - | - | ↑PAGE TOP
冥王星日記20
生活者の視点で考える防災・災害復興(19)

2006年10月。
淑徳大学星が丘キャンパスにおいて、「子どもを守る防災セミナー」に参加し、
国崎信江さん〈危機管理対策アドバイザー〉のお話を聞いてきました。そのとき書いた感想を記します。

*****************
もし・・・子どもを持つ母親が被災したら、
もし、5ヶ月の乳児がいたとして、
もし、幼い子どもが2、3人いたとして、
昼間、夫がいないときに母親である私は子どもの命をどうやって守ろうか?
避難所まで無事に行けるのだろうか?
マンションの非常階段を1人の子どもを抱き、もう1人子どもの手を引いておりることはできるのだろうか?
3人だったら?
やっとの思いで避難所に着いたときには、たくさんの人で居場所なんかなくなっているのかもしれない。
授乳は?
おむつ替えは?
哺乳瓶の消毒は?
ミルクのお湯は?
赤ちゃんの寝る場所は?
配給をとりに行けるのか?
給水車まで行けるのか?
子どもを預けて家に戻れるのか?
子どもがぐずったら?
風邪を引いたら?
などなど不安材料がたくさんある。
改めて子どもを持つ母親は、災害弱者であり支援策を考えねばならないと思った。

また、女性の視点で不安になる事柄も想定し、
着替えるにはどこで?
下着を干すときどうする?
トイレに行くとき安全かしらん?
などの具体的な対応策を聞かれたのだが、なかなか即答できない自分がいた。
正解は1つではないので、いろんな場面を想定し考えを思いつく訓練を行っておこうっと。「いいこと考えた!」って大事。

講師の話は続いた。
防災対策に必要なことは、家族の危機意識を同じレベルにしておくことが、特にリーダーには重要であると言われた。
起こる前から、第3者を当てにせず、しっかり備えること。
「ある」と便利なものでなく、「ない」と困るものを考えて準備することが必要なんだと。
そう、わたしはめがね。喘息用の常備薬とか。

また、日常生活の中に常に危機管理を持ち、どこにいても、「今ここで地震が起こったら」と想定し、―亳はどこか?危険なところはどこか?
など意識しておくことが大事なのだと。
本当に意識しないとできないことだと思った。

すべきことのキーワードは「命」。
その命を守るためにしなくてはならないことは、まず「家」を安全にすることである。
避難生活で一番苦しいことは、「いつまでこの生活が続くのかわからない」ということ。
自宅を失うとうことは、生活再建にも苦しむことにもなる。
個人の家が強ければ倒壊しないのだから、
それだけで、安心なまちづくりにつながり、減災へとつながることになるのだ。

最後に、災害に強い子どもを育てるために、今までの防災訓練でなく、
「命を守るための」「相手を思いやるための」心の教育にもつながる防災教育を実践していると紹介があった。
小さいころからの防災教育が、個人の危機意識を強くし、災害に強いまちづくりになっていく。
ということで、いくつかの取り組みの紹介があった。
防災教育をしていく中で気をつけることは、子どもたちに災害の恐怖心をあおるのではなく、楽しみながらからだを使ったカリキュラムを工夫するということで、最後に子ども用の防災ベストの紹介をして終了した。
*************************

今、私の子どもの年齢は、中学1年生と高校2年生の娘である。
何とか一人前に非難できる歳ではあるが、年頃の娘である。
レイプが一番怖いと思っている。
そして、70歳になる母。つらい思いはさせたくないな。
だからこそ、“人権”を一番に考える被災者支援。
心から願うばかりだ。
(明石雅世)
| 冥王星日記 | 22:23 | comments(0) | - | - | - | ↑PAGE TOP
冥王星日記19
生活者の視点で考える防災・災害復興(18)

2006年4月。
NPO参画プラネットは、名古屋市男女平等参画推進センターの指定管理者となった。
そして、この年の事業は、「安心・安全」をテーマに事業の計画を行った。

中でも、7月、9月と「防災・災害復興事始フォーラム」を開催した。
このフォーラムは、愛知県、岐阜県、三重県、静岡県の4つの地域で開催し、女性の視点を生かした提案づくりを目的として、それを女性センターの役割に反映し広域ネットワークをつくることも狙いである。

「災害弱者」といわれる障がい者や高齢者への対応は各自治体などで検討されてはいるが、災害時の女性が抱える悩みや不安についての議論はあまりなかった。が、阪神淡路大震や中越地震を検証していくと、女性の抱える問題は多岐にわたっている。
そこに光を当て、センターで何ができるのか、何をしていくのかを考える事業となった。
報告は、是非HPでご覧いただきたい。
http://tsunagalet-club.net/event789.html

生活者の視点で考える防災・災害復興も18回目となった。
一人の生活者として、どこにでもいる私という人間が、夫と死別したという体験こそあれ、その後の暮らしてきた時間の経過に合わせて、地震災害に関心を持ち「命」「生きる」をキーワードにして日記を書いてきた。
また、生まれてからずっと同じ町に暮らし、地域に大いに関わって暮らしているということが、防災への関心をまた大きくしていることも事実である。
だからといって、防災一辺倒でもないので備蓄とか転倒防止など完璧でないことも事実である。
知識自体も講座の受け売りのところがある。
もし、今、大地震がきたら食器棚が倒れて下敷きになってしまうこともありうるのだ。
本当は大きなことは言えないのだ。
が、
やっぱり災害が起こった時に、
子どもは大丈夫か?
自分は大丈夫か?
家は大丈夫か?
近所に住む伯母は?
知人は?
つながれっとの仲間は?
学校は?
町は大丈夫なのか?
と考える想像力が必要だと。

1人の生活者である私が考えるように、みなさんにも考えていただけたら。
そう、「万が一」は“万分の1”ではなく、「万が一」と「そうでない」確立が“2分の1”だからである。
(明石雅世)
| 冥王星日記 | 00:03 | comments(0) | - | - | - | ↑PAGE TOP
冥王星日記18
生活者の視点で考える防災・災害復興(17)

2006年3月。
防災の事業が男女平等参画推進センターで行われた。」
「災害―その時あなたはどうなるか。地域で、自分で“考え、実践する”減災への備え」というテーマで、(有)コラボねっとの石井布紀子さんを迎えてのセミナーであった。
より具体的な言葉を用いたテーマである。

石井さんは説明した。
これからの防災活動が目指すものとして、「防災という防災」と「防災といわない防災=減災」の2つのことを両輪としていくことが必要だと。
「防災という防災」とは、防火、救出、心肺蘇生、耐震強化などの災害対応力であり、
「防災といわない防災=減災」とは、災害にも強い福祉コミュニティーづくりや住民主体のコミュニティーづくりであると。ここには、生活者の視点が重要なのである。
阪神淡路大震災から11年。中越地震から1年半。その間、豪雨による水害もあった。
そこから何を学んだのか。何が教訓だったのか。
そこに生きる人、そこで生活する人の視点での検証からコミュニティーの重要さを説き、災害に強いコミュニティーの形成は、「減災」へのつながりなのだと。

そして、石井さんからの提案は、
「住民主体の復旧・復興のために、日常から行政とNPO他、さまざまな組織間の協働のしくみをつくり、住民自治を進めましょう。」
「被災者が人間らしい暮らしができるよう、さらに協力しましょう。」

おまけの言葉は
「こころを大切に声かけを!特に子どもたちには多めに。マイナスの気持ちもしっかり受け止めましょう。」
「いざと言う時にも助け合える日常からあたたかくいきいき暮らせるまちづくりを、ひとり一人が進めていきましょう。」

この言葉から想像してみる。
もちろん今でも仮設住宅に住んでいる被災者がいる。
すべてが復興し、元に戻ったわけではない。
時間とともに解決していくものもあれば、時間とともに変化していく課題がある。
そこには、必ず被災者の心・気持ちがあるということ。

この講座を終え、われわれスタッフは防災・減災・災害復興を考えた時、このセンターの役割はなんだろうと考え始めた。そして次に繋げていくためには。

私自身も、“私”が受ける「防災講座」から、センターを担うメンバーとして「防災講座」を考え始める時期になった。もちろん、女性・生活者の視点で。
(明石雅世)
| 冥王星日記 | 22:07 | comments(0) | - | - | - | ↑PAGE TOP
冥王星日記17
生活者の視点で考える防災・災害復興(16)

2006年2月。
名古屋市男女平等参画センター主催の講座「災害時にみんなで助かるために〜防災力を高めよう」に参加した。
講師は、NPO法人レスキューストックヤードの浦野愛さん。

第1回目は、阪神淡路大震災の編集ビデオを視聴した。
地震発生時のコンビニの映像、火災現場、倒壊した家屋、人々の当惑、困惑、うつろな表情。映像とともに、平原綾香の「ジュピター」の曲が流れ、私は涙を隠せなかった。
中越地震では、このジュピターという曲が、被災者の心を癒し、勇気付けたという。

♪ Everyday I listen to my heart. 
       ひとりじゃない。
          深い胸の奥でつながっている ♪

第2回目は、東海地震の規模、発生時の予想や避難所でのポイントなどが、講師浦野さんから話された。また、何が不安になるかを参加者と意見交換したことで、ひとりで考えていると浮かんでこないことが、何人かと話し合うといろんな場面も想定されて、不安材料などもたくさん上がった。

第3回目には、防災頭巾を作った。
バスタオルを利用して、その中に、前回話し合った便利なもの・・・
たとえば、下着・ゴミ袋・カイロ・オムツ・常備薬・小銭などを並べ、半分に折って波縫いで縫っていく。避難所に着いた時に、簡単に糸が解けるように頑丈には縫わない。
しかし、あれもこれもと欲張って物を入れるとかぶった時に重くなるので、ご注意を。

全3回の講座が終了した。
一番印象に残った言葉が、「減災」であった。
今までは、「防災」つまり、「災い」を「防ぐ」ために何をするかってことで、生活者からの視点だと実際何をしたらいいか理解できない感じがあった。家具の転倒防止と食糧などの備蓄くらい。それでも家具転倒防止といわれても、想像力が働かないからコストの面を考えると後回しになってしまう。

阪神大震災・中越地震から何を学ぶのか。何を教訓としてすべきか。
そこで、出てきた言葉が「減災」。
今後、講座を受講するたびに「減災」という言葉が使われるようになっていく。

昨年末からの豪雪で、北陸地方などでは大きな被害に見舞われた。
特に新潟県では、「雪」に起因した大規模な停電が発生し、中越地震被災者にも容赦なく日常生活を脅かした。
(明石雅世)
| 冥王星日記 | 13:05 | comments(0) | - | - | - | ↑PAGE TOP
冥王星日記16
生活者の視点で考える防災・災害復興(15)

2005年9月初め、学区の防災訓練に参加した。
私は子ども会の役員をしていた。
その子ども会は“炊き出し班”の任務を仰せつかった。

毎年輪番制で各学区(自治会)に回ってくる大大的な防災訓練である。
何年か前の防災訓練といえば、火災を想定した訓練であった。
消防車が来て消火訓練をしたり、はしご車に乗せてもらったり。
しかし、ここ数年は、大震災を想定した訓練になってきた。
今回も、自治会を中心に、学校、PTA、区役所、消防署、社会福祉協議会(災害ボランティア協議会)など総出演の訓練であった。

公園では自治会によるバケツリレー消火。
崩れた家屋からの救出訓練。
テント下で三角巾を使った応急手当。
簡易“灯り”のつくり方講習会。
模擬ボランティア要請の練習。
わが子ども会の炊き出し訓練。
そして、最後に消火訓練。
などが行われた。

炊き出し訓練は、前回紹介したハイゼックス袋を使用したご飯の炊き出しをした。
小学生1,2年生の子ども一緒に作業を行った。
.魯ぅ璽奪ス袋に無洗米を1合入れる。
∪まで水を入れる。
9イ澆鳳じて梅干を入れる。
―ここまでが子どもたちの作業。
ぅ乾爐任わを閉める。この時空気を余り入れないように水のきわで閉める。
イ覆戮某紊鯆イ蝪毅安泙曚品造戮篤れる。

冥王星16炊き出し

火をつけ、グツグツ煮ること20分で出来上がった。
中にはゴムがとれ、なべの水が入ってしまったものがある。
ハイゼックスで米を炊く利点は、
.魯ぅ璽奪スに入れる水は飲料水だが、なべの水は生活用水で構わないということ。但し、ゴム輪をしっかりと閉めないといけない。
△泙拭■餌泙困鎚けられるので皿がいらないし、その袋のまま食べられるということだ。

さあ、子どもたちの試食が始まった。
子ども会のメンバーも初めての経験ではあったが、手馴れた作業にさすがと思った。
でも、実際に誰が炊き出しをするは、その時その場所にいた人なのだ。
(明石雅世)

救出訓練の様子
冥王星16防災訓練
| 冥王星日記 | 11:36 | comments(0) | - | - | - | ↑PAGE TOP
冥王星日記15
生活者の視点で考える防災・災害復興(14)

2005年、阪神淡路大震災から10年の年月が流れた。
“10年ひと昔”とはよく言ったもので、私の足跡も整理してみます。

私のこの10年間は35歳〜45歳まで。
大人として成長しているという勘違いからの気づきの10年でもあった。
大人になっても成長し続けている実感。スパイラルに、竜巻のように。
しかし、肉体的な後退も実感した。緩やかに、突然に。
一進一退しながら、“わたし”という人間が外見的にも内面的にも変化していった10年。

下の娘が入園するまでは、本当に狭い領域で暮らしていた。
長女が入学してPTA活動に参加し、小中あわせて5回の広報委員を務めた。
地域の子ども会では、2000年ごろから携わった。
おかげさまで、地域の人に顔を覚えていただいた。
同時期に、東生涯学習センターの学習を機に、女性グループを立ち上げたり、東別院や社会福祉協議会にも関わった。今も関わっている。
そして、NPOとの出会い。
渋谷典子さんや重原惇子さん、伊藤静香さん、中村奈津子さん、林やすこさんとの出会いがあった。
それは、名古屋市男女平等参画推進センターとの出会いにつながった。2003年、センターの委託業務を任されたのだ。
この時は今までの日記に書いていたように、震災については個人的に考えていたが、
2005年、毎年夏に行う子ども向けの事業「みんなで遊ぼう〜夏の3日間〜」で、初めて防災の企画を考えた。
テーマは、そのままズバリ「防災食をつくろう!」。
呼びかけ文は「地震などで避難した時、困るのが食事。簡単なメニューをひとつ覚えておくときっと役に立つよ。」
講師は熊崎稔子さんにお願いしてハイゼックス袋(炊飯袋)を使用した煮物作りを行った。
本来ハイゼックス袋(炊飯袋)は、お米を入れてご飯を作るものである。
大鍋でたくさん煮て、1人分づく分けられる。ほかにも、ホットケーキの素をいれ茹で(?)パンを作ったりと多彩な才能を発揮している。
今後の炊きだしの主役になるものである。
この袋に、ジャガイモ、にんじん、たまねぎを切り、めんつゆをいれ、空気を入れないでゴムで留める。湯の入ったなべに入れ、野菜が柔らかくなるまで煮る。
ほかにも簡単に作れるものを紹介し親子で試食となった。
大変好評で、楽しみながら防災・災害を考える機会となった。

ハイゼックス袋(炊飯袋)
冥王星日記ハイゼックス袋

10月、パキスタンで地震が起きる
(明石雅世)
| 冥王星日記 | 12:47 | comments(0) | - | - | - | ↑PAGE TOP
冥王星日記14
生活者の視点で考える防災・災害復興(13)

2004年のこの年の夏は、台風が22号まで発生。各地で記録的な大雨により被害が多発した。
10月23日新潟中越地震。
そして、年末スマトラ沖地震が発生。津波で多くの人が犠牲になり被災した。
地震は、破壊の上に津波の恐怖もあるのだという教訓を残した。

 私は、小学校でPTA広報委員をしていたので、防災を特集記事で知らせたいと考えていた。A4サイズ1ページ分の容量では多くのことを掲載できない。そこで、
東海・東海南地震の発生にメカニズム
「こんな時どうする?」問いかけ
備えておくと便利な物ベスト10
子どもの引き取り時のお願い
をまとめて掲載した。
 △痢屬海鵑併どうする?」の問いかけは、紙面の都合上、答えを掲載できないため、家族で話し合ったほしいという苦肉の策をとった。

7名のメンバーであったが、この記事を編集していく中で、地震の及ぼす影響、津波の恐怖、子どもたちは大丈夫なのだろうかなどを、話せたことはよかったと思っている。
 小中のPTA広報紙を作成するにあたり、マンネリと「特集記事」に悩むといった声を耳にする。掲載記事は、委員メンバーの関心ごとに左右されるのであるが、是非身近な防災を特集記事で掲載し、情報を提供してほしいと思う。PTA広報紙はそのツールとして大きな力を発揮すると思う。

この年を表す漢字は「災」であった。
(明石雅世)
| 冥王星日記 | 23:22 | comments(0) | - | - | - | ↑PAGE TOP